柏の木

陽の光が当たる柏の木

天正4年(1576年)津軽藩主右京大夫藤原朝臣為信公が領内巡視の際山路から遥かに芒々たる葺原の中に亭々と繁る大樹をながめたずねて見るにそれは古木「柏の木」であった。根元には蟻が巣を喰っているので蟻巣村と称するという先住の浪士工藤先左衛門尉藤原祐益の言であった為信公は、四方広遠なるこの地を見て自今廣須野と称え廣須村と名づけられて以来、この地を発祥に廣須木造新田の荒野開発が進められ柏村名の起源となったのである。

厳しい寒気団が大陸から張り出してきたとき、猛威を奮って襲いかかる白い悪魔、そのとき人々はなすすべもなく、ただ自然界の限りなく強大な力に右往左往するだけ。
しかしいつまでも同じ状況にない、自然は常に躍動している。愛しき我が子がまだすわらぬ首をもたげるように、いつしか新しい生命が芽生え新しい時代がやってくる。現代に生きる私たちは、280有余年この地にたくましく根を張り、厳しい風雪に耐え忍びながら、我々を見守り続けてきた柏の木のように強く、そして、やさしく微笑みかけるように過去から未来への大きな懸橋になりたいものです。

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更新日:2018年04月17日