「藤の木」三本(尊殿堂三本藤)

更新日:2026年07月10日

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「藤の木」三本

 

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指定区分:つがる市指定文化財(旧森田村指定文化財)
名称:「藤の木」三本(尊殿堂三本藤)
所有者:尊殿堂藤の木保存会(管理者:栄田自治会)
所在地:森田町上相野若鷺70
登録年月日:昭和53年(1978年)12月18日
樹齢:推定450年
主幹周:約2メートル

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  この藤の木は、旧森田村の最東端に位置する栄田(よだ)地区に所在します。3本の古木からなっており、馬の神を祀る「尊殿堂(そんでんどう)」の境内に生育しています。尊殿堂の名称は、東北地方で広く信仰されている馬の守護神であり、馬頭観音とも同一視される「蒼前様(そうぜんさま)」に由来すると考えられます。

  伝承によると、今から約450年前の天正年間の初め、後に弘前藩初代藩主となる津軽為信が領内の視察を行いました。妙堂山(現在の鶴田町妙堂崎)から当時まだ一面の葦原であった新田地方を見渡すと、葦原の真ん中に1本の大木が生えており、そばから炊煙が立ち上るのが見えました。

  不思議に思った為信公は、藤の鞭で愛馬を激励しながら、大木を目指して葦原のぬかるみを進みました。しかし疲れ果てた馬は途中で倒れ、ついに死んでしまいます。哀れんだ為信公は、馬頭観音の塔を建て、新田開発の神として祀りました。その際に愛馬へ供えた藤の鞭が根付き、現在の三本藤となったと伝えられています。

   このとき為信公が目指した葦原に立つ大木は、旧柏村の広須地区に近年まで所在したカシワの古木のことです。三本藤と同様に、為信公の新田開発にまつわる伝承が残っており、その由緒から柏村という村名の由来にもなりました。

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