令和5年度バス市訪問団受入事業を実施しました!

更新日:2024年01月17日

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初めての受入を振り返って…

つがる市の国際交流員オリビアです。

今回は、令和5年7月26日~8月8日に実施したバス市訪問団受入事業をご紹介します。

  • 目的:米国姉妹都市から来訪する訪問団を受け入れ、市内の家庭にホームステイすることで、異文化に対する理解を深めるとともに、各種交流を通じて訪問団に日本文化や地域の魅力を紹介する。
  • 主催:つがる市姉妹都市協会
  • 行程:
    • 7月26日~28日 東京観光
    • 7月29日 ウェルカムパーティ、ホストファミリーデイ#1
    • 7月30日 ホストファミリーデイ#2
    • 7月31日 つがる市長表敬訪問、知事表敬訪問
    • 8月1日 要心寺、高山稲荷神社、JR木造駅
    • 8月2日 縄文住居展示資料館カルコ、メロン収穫、ごしょつがる農協見学、藍染め体験
    • 8月3日 手打ちそば料理教室、津軽三味線体験
    • 8月4日 木造高校生徒交流、部活体験、立佞武多祭り
    • 8月5日 チェスボローカップ水泳駅伝
    • 8月6日 ホストファミリーデイ#3
    • 8月7日 さよならパーティ
    • 8月8日 つがる市出発

着任してからは、姉妹都市である米国メーン州バス市との交流は全てオンラインで行っていましたが、今年はコロナ禍の影響で中止になっていた受入事業をありがたいことに4年ぶりに復活させることができました。

バス市からは高校生が3人と大人が3人来ました。日本には13泊14日滞在し、到着後の東京観光を終えたあとにつがる市へ来て市内6組のホストファミリーの家にホームステイしました。私も初めて担当として行う交流事業だったので、最初は緊張しましたが、訪問団の皆さんはとてもフレンドリーだったのですぐ仲良くなれました。遠い米国から来て疲れや時差ボケも色々と大変だったと思いますが、積極的に日常のアクティビティに参加していました。

かき氷やメロンジュースなどの食べ物が乗ったテーブルの前で笑みを浮かべる訪問団4名の女性たちの写真

平日は訪問団をつがる市や青森県の様々な観光スポットに連れて行き、週末は「ホストファミリーデイ」に指定しました。私は毎日通訳をしていて頭が疲れましたが、訪問団と共につがる市の魅力や特徴についてより深く知ることができました。約2年間つがる市に暮らしていますが、知らないこと、行ったことがない場所、発見していないものがまだまだあると分かりました。

ウェルカムパーティでテーブルの前でお互い身振り手振りをしながら交流をしている訪問団の女性とホストファミリーの女性と男性の写真

特に勉強になったアクティビティは縄文住居展示資料館カルコのツアー、メロン収穫体験とごしょつがる農協メロン選果機見学でした。しゃこちゃんや縄文時代について基本的な知識は知っていましたが、ツアーではさらに詳しい歴史を学び、縄文人は本当にすごい民族だったと分かりました。一番驚いたことは正式な農業のシステムがなくても、遊牧民族の暮らしではなく、縄文人は長期にわたって同じ場所に暮らしていたことでした。

縄文住居展示資料館カルコ内にある縄文土器の展示品の前で関係者が訪問団に向けて説明をしているツアーの様子を撮影した写真

メロン選果機の工場では、各メロンの重さ、糖質、そして網の形や見た目をしっかり計り、売れるか売れないかを判断しているプロセスを見て感動しました。訪問団の皆さんもここまでメロンを細かくチェックしていること、そして検査に使われている見事なテクノロジーに驚いていました。アメリカのスーパーで買える多くのメロンはドライで不味いので、つがる市産メロンの甘さ、香り、そしてジューシーな食感にとても喜んでいました。

ごしょつがる農協メロン選果機見学でつがる市産メロンを美味しそうに頬張る訪問団の写真

今年が最後となる第31回チェスボローカップ水泳駅伝が開催され、訪問団の皆さんは優秀な選手達を海岸から応援していました。1889年に旧車力村の沖に遭難した貨物船チェスボロー号を契機に、水泳駅伝は1990年に始まり、参加者が泳いだ距離を毎年累計してつがる市とバス市の間の直線距離10,200キロメートルに到達することを目指していました。過去にはバス市訪問団の方も駅伝に参加し、バス市内の市民プールでは「チェスボローチャレンジ」も行っていました。

海岸に設営されたステージ上でバス市とつがる市の横断幕を両手で持っている5名の訪問団とその前で話をする訪問団の女性を参加者が見守っているチェスボローカップ水泳駅伝の様子を撮影した写真

今回の受入事業では多くの方に支えられ、おかげさまで最後まで訪問団を見送ることができましたが、一番のヒーローはホストファミリーだったと思います。長い滞在期間中、料理の提供や送迎をしたうえ、ホストファミリーデイにはゲストを岩木山、十和田湖、青池など色々な青森県の素敵な場所に連れて行ってくださり、皆にとって最高な思い出になったと思います。受け入れが始まる前に緊張していた方でも、お別れの日には泣いていた人が何人かいました。これからもホストとゲストの間の友情が続くことを私は願っています。

ログハウスの前でホストファミリーや参加者そして訪問団が整列し、前列のメンバーがアメリカと日本の国旗をそれぞれ両手に持ちそれぞれポーズを取りながら記念撮影をしているさよならパーティの様子を撮影した写真

受け入れに関わった皆さん、ありがとうございました!

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