つがる市の自殺対策

更新日:2023年09月06日

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9月10日~16日は自殺予防週間です

9月10日の世界自殺予防デーにちなみ、毎年9月10日から16日までの1週間を「自殺予防週間」と定めています。近年は、新型コロナウイルス感染症による生活環境の変化により、多くの方が不安やストレスを抱え、中にはこころやからだに不調をきたす方も多くいらっしゃいます。つらい気持ちは、一人で抱え込まないことが大切です。

つがる市の自殺の現状

つがる市では、2019年3月につがる市いのち支える自殺対策計画を策定しました。

思いやりとやさしさあふれる、誰も自殺に追い込まれることのないつがる市の実現を目指して、総合的な自殺対策に取り組んでいます。

全国と青森県は、自殺死亡率が減少傾向にありますが、つがる市は増減を繰り返しています。自殺対策計画では、2017年の自殺死亡率23.6を2022年までに20.1以下にすることを目標としています。

2013年から2017年の5年間で自殺者数は47人です。女性が50歳代以降から、男性は20歳代から自殺者がありました。

また60歳代以降の自殺者が31人と多い状況にあります。

自殺死亡率の推移と自殺死亡数のグラフ

自殺対策の考え方

自殺に追い込まれる要因が示された図

自殺は、その多くが追い込まれた末の死といわれています。その背景には、精神保健上の問題だけでなく、過労・生活困窮・育児や介護疲れ・いじめや孤立など4つ以上の様々な要因を抱えていたことが知られています。

自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」です。

自殺対策の取り組み

自殺対策は、保健・医療・福祉・教育・労働その他関係施策と連携が図られ、生きることの包括的な支援として展開されていくことが必要です。

「地域におけるネットワークの強化」と「自殺対策を支える人材の育成」について記載された画像

「住民への啓発と周知」と「生きることの促進要因への支援」について記載された画像「児童生徒のSOSの出し方に関する教育」と「つがる市の地域特性にそった取り組み」について記載された画像

つがる市自殺予防スローガン

話そう 頼ろう その一言が その勇気が明日につながる

大切な人が、悩みを抱えていることに気づいたら、勇気をもって声をかけてください。その人の話をよく聴いて、必要に応じて支援につなぎ、見守ってくれる人をゲートキーパーといいます。

ゲートキーパーに、特別な資格などは必要ありません。あなたの大切な人への思いやりと勇気ある行動で、救える命があります。つがる市民ひとりひとりが大切な人のゲートキーパーとなって、かけがえのない命を守りましょう。

健康推進課では、ゲートキーパーについて学ぶ出前講座を開催しております。職場や各種団体へ、保健師が出掛けていきますのでご相談ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部健康推進課
郵便番号:038-3131 住所:青森県つがる市木造千年3番地3(つがる市民健康づくりセンター内)
電話:0173-23-4311 ファクス:0173-23-4313